穂肥やり

穂肥とは稲がお米の赤ちゃんを作る時期に、やる肥料のことです
コシヒカリや、滋賀羽二重モチのような倒れやすい稲の穂肥は基本的に2回に分けて施用します
1回目の穂肥は、モミ数を多くするため施用で、
2回目の穂肥は、モミ粒を大きくするためのものです


穂肥の施用時期は、使用肥料によって異なりますが、
第1回施用時期は、コシヒカリであれば、8〜10ミリです
(有機成分の入った肥料は、2〜4日早くなる)
第2回目は第1回目の10日〜14日後施用が基準です

田んぼに着けばまず最初に穂肥の施肥量の調査です

株の調査中
田んぼに着くとまず、無作為に数箇所、株を選び、
株の中で一番長い茎を根元から引き抜きます

幼穂の確認
お米の赤ちゃん
茎の皮を慎重にめくって、
幼穂を確認します
これがお米の赤ちゃんの幼穂で、
コシヒカリの場合8ミリから10ミリあれば
穂肥施用O.Kです

カラースケールで測定中
分げつ茎数と、カラースケールを使って葉色を調査して、
穂肥の施用量を決めます

*穂肥やりはお米の食味を左右する作業で、この施肥量の調査は大変重要です
(穂肥のやり過ぎは、食味の低下以外に、病気をまねいたり、稲の倒伏など、品質の低下につながることがあります)

施用量の調査を終えたら、いよいよ穂肥やりです

動噴に肥料を入れている
動噴にはいった肥料
肥料を動噴という散布機に入れます この動噴は、最大25キロの肥料が入ります
動噴と肥料をあわせると40キロ近くなります

穂肥えの散布
穂肥え施用中
動噴を背負って田んぼの中へ
田んぼに均一に撒くよう心がけます 葉色の濃いところは少なく
薄いところは多めにやります
田んぼの中を、重い動噴を背負って歩くのは
大変重労働です

尻水戸
田んぼに水を
中干しで排水中であった
尻水戸をとめます
穂肥を撒いた後は、水をいれてやり
肥料の吸収を促します

現在では、田植えと同時に穂肥までカバーする元肥一発型肥料が開発されており、
443営農はH23年、8割の作付け面積に使用するようになりました
 
分肥型から基肥一発型へ  〜穂肥の考え方〜 

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