中干し&溝切り

田植え後約1ヶ月したら、水を抜いて一旦たんぼを乾かします。
これを中干しといいます。

中干しの効果は、

1、過剰な株(茎数)の分げつを抑える。
(モミ数を制限する事によって、モミの実入りを十分にさせるため)
2、一旦、土を、小ひびを入れるまで乾かすことにより、根からの酸素補給をしやすくしてやる。
(だたし、大きなひび割れは根の切断になるので注意!)
3、田んぼを、一旦乾燥し、硬くする事によって、秋の収穫作業を行いやすくする。
(コンバインのスタックを防ぐ)

中干しし、ひびのいった田んぼ
443営農の田んぼの地域は、乾田地帯が多いので、
水を止めて、2,3日すればご覧のようにひびが入る程度まで乾燥します。

しかし、排水の悪い田んぼ、また漏水の激しい田んぼは、水通りが良くなるように、
溝切り機を使っての溝を切り中干しをします。

溝切り機の種類
こじわり機
歩行型溝切り機
乗用溝切り機
昔ながらの溝切り機
(こじわり機)
歩行型溝切り機 乗用溝切り機
(田植え機を改造したもの)

溝切り作業の様子

1.乗用溝切り機で
田んぼに進入
溝切り作業中
まず田んぼに進入します。
溝切り板をさげて、前進します。

カーブの溝切り
後ろを振り返る私
カーブもこんな感じで! 苗を踏まないように慎重に進みます。

切った溝の様子
完成した溝
ちょっと土がごろごろしてるが、ここに水がたまり排水される

2.深くて乗用溝切り機が入れない田んぼや、横幅が広くて溝の追加したい田んぼは、
歩行型溝切り機の出番です。
溝切り機を担ぐ私
エンジンの始動
溝切りのポイントまで運びます。
結構重いんです。
ポイントに着いたら、
エンジンをかけます。

押しているところ
溝の接続
溝切り作業中
溝切り機について押していきます。 水溜りは、手でつないでやります。 前へ、前へ

前方からの様子
辛そうな私
ひたすら前に進みます。 前輪はエンジンで駆動してるんですが、
とりあえず、梅雨に時期で蒸し暑くて、えらいんです。

3.最後の仕上げは、こじわり機での作業です。

こじわりの様子
こじわり部分
素手で溝を接続中
こじわり機を突き刺します。 左右に動かして、
溝を切っていきます。
最後は、全ての溝をつなぎ、
尻水戸(排水口)に接続します。

完成のポーズ
完成、ほっと一息!

人力こじわり機で、100メートル溝を切るのに1時間近くかかります。
機械のない頃は、さぞかし、大変だっただろうなと思います。

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